灰羽連盟【アニメ】の動画配信サービス比較と無料で全話視聴する方法

ラッカが落下していく不思議な夢から覚めると、そこには背中に灰色の羽を持ち、頭に光輪を持った少女たちがいて、迎えてくれるのだった。ラッカは繭の中で目覚めたのだ。少女たちは新しい仲間を歓迎する。

ラッカは不思議なグリの街を仲間と歩く。そこは壁に囲まれ、灰羽連盟に守られた謎の多い街だった。廃虚のようなオールドホームの建物があり、その南棟の孤児院ではレキが子供たちの面倒を見ている。

ラッカは灰羽手帳を取りに灰羽の寺院に向かう。そこは会話の許されない世界で、戸惑いながらも手帳を手にする。そして、オールドホームの楽しい生活が始まる。彼女はこれで完全にグリの街の住民となった。

就職見習いとなったラッカ。灰羽は働かなくてはならないが、何をしたらいいのかもわからず、カナが働く時計塔の職場を見学する。朝、不思議な夢にうなされて目が覚めたラッカは、まだ自身の境遇に実感が湧かない。

ネムが働く図書館にやってきたラッカ。図書館を手伝うラッカの心を掴んだのは、古くてぼろぼろの「世界のはじまり」という絵本だった。ネムの長年の相棒のスミカは、出産のため図書館を去ることになっている。

日曜日の朝、ラッカは地図を片手にオールドホームの中を見て回る。独り立ちする第一歩として自分の部屋を探すラッカだが、どこもほこりだらけで適当な部屋が見つからない。そんな彼女にクウが声をかけた。

いつもと変わらない仲間たちや街の人の態度に、自分だけが悲しんで置き去りにされているような気になるラッカ。偶然街で出会い、オールドホームに起きた出来事を聞いてくるヒョコに、ラッカはいら立ちをぶつける。

自分はどうして灰羽になったのか。灰羽とは何なのか。果たして自分は灰羽としてここにいてもいいのだろうか。グリの街の人々が灰羽に見せる優しさに接するたびに、ラッカは自分に問いかけていた。

カラスのために作った墓とラッカの上に、雪がうっすらと積もり始めた。寒さをこらえて墓を見つめるラッカ。その時、頭上の壁に光が差し、彼女の救いを求める声に応じてトーガが井戸の底に下りてきた。

ラッカの看病をヒカリたちに任せ、仮眠を取ったレキは、繭から誕生した時の夢にうなされて目を覚ました。一方、カナの買ってきた解熱剤ではやはりラッカの熱は引かず、レキは薬草を求めて灰羽連盟の寺院に向かう。

寺院での仕事を与えられたラッカはやっと一人前の灰羽と認められ、落ち着いた日々を過ごしていた。そんななか、年少組のダイが廃工場で生活を始める年齢になり、オールドホームから廃工場に移り住むことになった。

相変わらずレキは暗い思いを抱いていた。最近はオールドホームの仲間たちからも距離を置き始めていた。ラッカは何とかしてレキの力になりたいと思うのだが、なかなかその方策が見つからないのだった。

過ぎ越しの祭りの夜、ラッカは仲間たちが眠るゲストルームを抜け出し、レキの部屋へ行く。そこは壁や天井が黒く塗り込められ、どろどろとした赤い月が描かれていた。そして床には一面の砂利と線路が延びていた。