かくりよの宿飯【アニメ】の動画配信サービス比較と無料で全話視聴する方法

亡くなった祖父譲りのあやかしを見る力を持つ葵は、いつものように野良あやかしを餌付けしながら大学へ向かっていた。その途中、見知らぬあやかしと出会い、かくりよの老舗宿“天神屋”へ連れさらわれてしまう。

働いて借金を返すと宣言した葵だが、人間を嫌う天神屋の中では仕事が見つからず、最後にたどり着いたのは鬼門中の鬼門と呼ばれる地に建つ庵だった。そこで葵は若旦那を務める九尾の銀次に食事処を開く提案をされる。

天神屋の鬼神の大旦那をはじめとする、八葉と呼ばれる大妖怪によって治められているあやかしの世界。上客であり八葉でもある朱門山の天狗・松葉のもてなしに成功した葵は、食事処を開く決心をする。

鈴蘭を妖都で助けた葵が天神屋に戻ると、雪女のお涼が熱で倒れてしまう。料理を作ってお涼を介抱することにする葵だったが、現世に行きたいという鈴蘭とそれに反対する暁による兄妹喧嘩が勃発してしまい…。

あやかしの姿で大喧嘩した末に妹・鈴蘭と離別した暁は、妖力を失った小さい蜘蛛の姿のまま、葵の出す料理にも手を付けようとしない。鈴蘭の現世への出発が迫るなか、何かできることはないかと葵は立ち上がる。

ついに葵の食事処を開く日がやってきた。松葉から「夕がお」という店の名をもらい、張り切って開店する葵。しかし店を開いたその場所は、これまで何をやっても失敗ばかりが続く鬼門中の鬼門だった。

お帳場長の白夜に呼び出された葵は、夕がおで未だに売り上げがないことを指摘され、結果を出さないと閉めると告げられてしまう。頭を悩ませる葵のところに、お涼がお客様にお弁当を作ってほしいと頼んでくる。

葵のもとに妖王家宮中より結婚記念日の料理を作ってほしいという依頼が舞い込む。その奥方が現世の人間だと聞いてメニューを考える葵は、現世や異界の珍味を取り揃えている市が開催されていると知り…。

銀次とはぐれ、暗い場所に閉じ込められた葵。彼女は雨と雷の音を聞いて、母に置いていかれた幼い日を思い出しながら意識を失ってしまう。大旦那に助けられた葵が目覚めた時には、妖王家夫妻の記念日を迎えていて…。

七夕を控え、街も天神屋も大賑わいを見せていた。そんななか、葵が夕がおで準備をしていると律子がやってくる。彼女から縫之陰との昔話を聞いた葵は、まだあやかしに嫁入りするとは決まっていないと言うが…。

大旦那不在の天神屋に、ライバル関係にある折尾屋の番頭・葉鳥と湯守の時彦が現れる。客として訪れたという彼らに対し、天神屋に緊張が走る。そんななか、葵は時彦と天神屋の湯守・静奈が口論する現場に遭遇する。

時彦の件で葵に興味を持った葉鳥が彼女に急接近し、元天神屋の彼が現れたことで暁や銀次にも微妙な空気が漂い始める。そんななか、客の子供が行方不明になり、従業員総出の大捜索に葵も手伝いを申し出る。

迷子事件を解決した葵に、新たなトラブルが降り掛かる。夕がおへ戻ってきた葵は、妖力を失って子ギツネの姿となって倒れてしまった銀次を見つける。彼を介抱しているうちに、葵は幼い頃のことを思い出す。

従業員のあやかしたちとも打ち解け、天神屋で居場所を見つけた葵。そんな彼女の前に六角折の紋を穂に掲げる折尾屋の宙船が突如として現れる。さらに記憶の中にあった、白い面に長い髪のあやかしの姿もあり…。

天神屋のライバル宿である折尾屋へ連れてこられた葵は、捕らえられて座敷牢に入れられてしまう。見知らぬ場所で1人になってしまう葵だが、幼い頃に出会ったあやかしの正体を確かめるべく、脱出しようと立ち上がる。

銀次の機転によって、葵は滞在中の松葉の朝食を作ることに。放っておかれていた旧館の台所で料理を作った彼女は、久しぶりにひとりぼっちの夕食を食べる。その頃、銀次のいなくなった夕がおに明かりがともり…。

板前の鶴童子たちに頼まれ、わがままなお嬢様である淀子のもてなしをすることになった葵。面白い料理を所望する淀子に葵が振る舞うのは、もんじゃ焼きだった。初めは怪訝そうな淀子も、目の前の料理に興味を持ち…。

爆発音を聞いた葵が折尾屋・本館へ戻ると、そこには怒りを露わにする松葉とボロボロになった葉鳥の姿があった。葉鳥が儀式に必要な「天狗の秘酒」を譲ってもらおうとしたことが、松葉の怒りに触れたようで…。

天狗の親子を仲直りさせ、葵は儀式に必要な品のひとつ「天狗の秘酒」を手に入れる。一方、都からやってきた貴族の雷獣が葵に興味を抱き始める。何も知らない葵は、ノブナガに呼ばれるまま松林の奥へと進み…。

人魚の鱗を探すことになった葵は、大旦那と共に竜宮城跡へ向かう。かつて人魚たちが生活を営み、栄えていたその地は、今では強い呪いがよどみ、あやかしならばすぐに邪気に蝕まれてしまう危険な場所と化していた。

人魚の鱗を手に入れ、儀式に必要な残りの品は蓬莱の玉の枝のみ。そんな折、天神屋の元若女将・お涼が客として折尾屋にやってくる。束の間の再会を喜ぶ葵だったが、ライバル宿の従業員相手に折尾屋は警戒ムードで…。

儀式の料理を思案している葵の前に突然、妖都の大貴族・雷獣が現れる。南の地の儀式に必要な物を知っているため、折尾屋の最上級の客室でもてなされていた雷獣は、儀式のために活躍する葵に興味を持ち…。

海宝の肴の試食会で天狗の秘酒を口にし、葵は急に倒れてしまう。目を覚まして喉に違和感を覚えた葵は、声を出せなくなった上に味覚までも失っていた。味がわからない葵は海宝の肴を手掛けることができなくなり…。

蓬莱の玉の枝が、縫ノ陰夫妻が所有する水墨画の中の結界に保管されていたことが判明する。その知らせを受けた葵は、まだ味覚は戻らないものの、白夜の助けを借りて銀次、乱丸、チビと共に水墨画の世界に向かう。

水墨画の世界から戻った葵は、改めて海宝の肴を作る決意をする。そして花火大会当日。雷獣の最後の嫌がらせによって押しかけてきた客に折尾屋は大混乱に陥る。そこへ天神屋の宙船が現れ、大旦那たちが降り立つ。

神楽殿に炎がともり、儀式が始まった。葵は海坊主のために料理を振る舞うが、キュウリの匂いに釣られたチビが海坊主の御簾の中へと入ってしまう。そして、聞こえてきたチビの悲鳴に葵は思わず御簾を上げてしまう。