彩雲国物語 第２シリーズ【アニメ】の動画配信サービス比較と無料で全話視聴する方法

新年を迎えて華やぐ彩雲国王都。州牧として朝賀に出席した秀麗だったが、さらに茶州を繁栄に導くための議案の根回しをする、という大役が待っていた。大仕事を前に、久しぶりに帰ったわが家。そこにはある騒動が…。

琥璉に残りひたすら職務に励んでいた影月は、ある夜、燕青と香鈴にかつて自分を救ってくれた堂主様の話をする。一方、貴陽の秀麗は、議案を通すために関係各所からの賛同を得ようと奔走していた。

執務中、香鈴へ妙な態度をとる影月に理由を問う燕青。そんな折、虎林郡で千夜を教祖とした邪仙教が広がっているという報せが入り、影月たちは警戒する。一方、貴陽の秀麗の元を藍龍蓮が訪れ…。

劉輝に宰相叙任を告げられた悠舜は、茶州が安定すれば側で仕えると約束する。その頃、邵可を訪ねた玖琅は、秀麗との結婚が紅家にも最良だと絳攸に告げたことを認める。一方、影月たちに謎の病気の続報が入り…。

秀麗は、王宮で超然とした銀髪の男と出会う。恐怖に襲われた秀麗を邵可が救うと、男の家紋を聞いた静蘭が気色ばんだ。秀麗は府庫で、吏部の仕事から解放された絳攸と出会うが、相変わらず様子がおかしく…。

賢吏と名高い黒州牧の櫂瑜が秀麗の元を訪れる。櫂瑜は秀麗に、影月の師･水鏡道寺堂主からだと言って多数の医書を渡し、さらに影月に関する驚くべき話を聞かせる。その時、秀麗に茶州から急ぎの文が届き…。

虎林郡の謎の病に対処するため、王宮では医官たちが治療法を探していた。医官たちは、伝説の名医の後裔である堂主･華眞に託された医書からついに治療法を見つけるが、それは扱える者のない高度な技術だった。

病に苦しむ茶州の民を救うため駆け回った秀麗は、全商連から医師を派遣する約束を取り付けたが、重鎮たちを説得する必要に迫られる。民を救うべく声を上げる秀麗だったが、越権行為だという声で朝議は紛糾する。

石榮村に駆け付け、病人の看病に当たる影月。しかし、今の影月には病を治すことはできず、秀麗を信じて最善を尽くすしかなかった。そんな時、影月は師である堂主に瓜二つの男を見掛け、後を追うが…。

謎の病は女州牧のせいだとする邪仙教の流言を打ち消し、茶州へと向かった秀麗は燕青に決死の思いを伝える。同じ頃、邪仙教に捕らえられた影月は、堂主と同じ顔をした男こそ教祖･千夜だと知る。

虎林城へ駆け付けた秀麗は、邪仙教の流言を信じる男たちから入城を阻止され、命を狙われる。病に苦しむ人々を助けるため死ぬわけにはいかない秀麗。その時、秀麗をののしる男たちの前に一人の少女が現れ…。

虎林城に入った秀麗たちは、事態の深刻さに言葉を失う。すぐに切開手術に取り掛かる葉医師。村の女房たちがそれを手助けし、一時は人体切開に尻込みした若い医師たちも、次第に医者としての本分を思い起こし…。

邪仙教に捕らわれた影月たちを救うため、石榮村に向かう秀麗たち。一方、王都では、劉輝が縹家当主･璃桜と対面する。そして影月を捜して邪仙教に捕まった香鈴も、密かに影月の居場所を探っていた。

捕らわれた村人たちを救出するため、秀麗たちが動き出す。密かに影月を捜していた香鈴もようやく影月と再会するが、秀麗たちの作戦を聞いた影月は「見つかったら全てが無駄になる」と、すぐに戻るよう香鈴に告げる。

村人たちを救出した秀麗はついに教祖･千夜と対面するが、男は秀麗の知る千夜とは全くの別人だった。影月は、師である堂主･華眞の体を持つその男に激怒し、秀麗は男を捕かまえようとするが、そこには罠が…。

邪仙教の騒動は収束したが、影月の命の炎が燃え尽きてしまう。影月を失った香鈴は、衝撃のあまり高熱に倒れ重篤な状態となる。一方、影月と命を分かち合ってきた陽月も、悶々とする自分の心を持て余していた。

混乱を収めた秀麗たちに州牧解任の辞令が届く。官位降格だけで茶州に残る影月に対し、秀麗には官位剥奪など厳しい命が下る。すると秀麗が茶州を離れる数日前、龍蓮は彼女への茶州の名所旧跡案内を買って出る。

劉輝は、秀麗が貴陽に戻って来たことを喜ぶが、秀麗への反発を抑えるためとはいえ、民を救いながら厳しい処分を与えられたことを彼女がどう思っているか気に掛けていた。そんな劉輝の元に、秀麗から報告書が届く。

劉輝は、秀麗とともに茶州から戻った悠舜を宰相として迎えた。悠舜も劉輝を守る盾となることを誓う。一方、降格と登殿禁止を言い渡された秀麗は、謹慎が解けるまで自分がやれることは何でもやろうと街に出る。

胡蝶の誘いでこう娥楼を訪れた秀麗は、歌梨という女性に突然抱き締められる。しかし、秀麗が持って来た贋作の画を見た歌梨は慌てて飛び出して行く。そこへ、金のタヌキを持った男が川に流されたと報せが入り…。

秀麗は棒蘇芳と静蘭を連れ、贋作絵画とニセ金の出どころを探して歩いていた。同じ頃、劉輝たちも伝説の画師･碧幽谷の居場所を知ると思われる歌梨という女性を捜していた。やがて双方の足取りが重なり…。

蘇芳の屋敷で息子･万里と再会を果たした歌梨こそ、天才画師･碧幽谷その人だった。蘇芳は、母の才能を受け継ぐ万里を利用する父の所業に気が付き、全てを明らかにするために秀麗を家へ案内したのだった。

冗官を一斉退官させる提案が朝議に出された。秀麗を助けたい劉輝はその提案を却下したいが、方法がない。結局、1カ月以内に働き場所を見つければ官吏に残れることになり、秀麗は冗官たちを奮起させようとするが…。

冗官たちを叱咤激励する秀麗だったが、自分のことが後回しになり、働き場所を既に決めたという陸清雅の発言に心が揺れる。しかし、自分はツテを頼らず、ギリギリまでほかの冗官たちと共に頑張ろうと秀麗は決意する。

期限まで半月。秀麗は相変わらず他人を優先し、自分の行く先を決められずにいた。そんな時、神妙に二胡を弾いてくれと頼む蘇芳に首を傾げる秀麗。翌日、塩の質の悪化について調べた彼女は、塩の価格高騰に気付く。

蘇芳の父の死を聞き、秀麗は榛家に駆け付けるが、蘇芳は思うところがあってある屋敷へ働きに出ていた。やがて秀麗は、塩で金もうけをたくらむ者を特定し、塩問題を解決して退官を免れるべく上申書を完成させるが…。

秀麗の報告書を読んだ劉輝は、秀麗が贋作･塩･ニセ金事件の真相に迫る活躍を見せたことを心から喜ぶ一方で、多忙になる彼女と会う機会が少なくなることを寂しく思う。そして劉輝は、絳攸にある決意を告げる。

貴陽へ向かっていた燕青が、命を狙われていた娘を助ける。貴陽では、監察御史になった秀麗が同僚の清雅に怒りを爆発させる。性格が真反対の2人は互いにライバル心に燃えていた。その頃、楸瑛は深く悩んでおり…。

劉輝の妃になるため藍家から送り込まれた妹･十三姫と再会した楸瑛は、劉輝と藍家の間で苦悩する。そんな中、後宮にかくまわれることになった十三姫に同行した秀麗は、牢に入れられた男･隼から謎の言葉を聞く。

秀麗は十三姫の身代わりとして桃仙宮で一緒に暮らし始める。すると早速、食事に毒が盛られ、十三姫が狙われていることが確実になる。さらに、劉輝が桃仙宮を訪れ、十三姫に妃には迎えられないと告げるのだが…。

ある夜、久々に訪れた劉輝に、秀麗は楸瑛と絳攸が劉輝から離れている理由を尋ねるが、逆に劉輝は桃仙宮の警護が薄いことを心配する。その言葉が引っ掛かった秀麗は、やがて清雅の企みに思い至り…。

秀麗と清雅の眼前で、孟兵部侍郎が口封じのために暗殺される。その頃、楸瑛が桃仙宮の十三姫の元へ駆け付け、そこへ秀麗に謎の言葉を残した隼が現れる。楸瑛、十三姫、隼、3人の間にある因縁とは…。

劉輝から授かった花菖蒲の剣と将軍職を返上し、城を後にした楸瑛。藍家の弱みを握ろうとする清雅に捕まった楸瑛だったが、秀麗の助けで拘束から逃れる。やがて、劉輝は十三姫を連れて藍州へ行くと宣言し…。

秀麗は、一連の事件の手掛かりを得ようと藍州行きの許可を得、貴陽に来ていた燕青が護衛を兼ねて同行することになる。一方、劉輝が十三姫や邵可と密かに藍州へ向かい、連れ戻すよう命を受けた秀麗は急ぎ後を追う。

ようやく藍州都･玉龍に到着した秀麗たち。州牧の迎えを受けた秀麗は、劉輝が密かに藍州に入っていることを告げ、大至急捜索を依頼する。だがその頃、劉輝一行は禁断の地･九彩江に足を踏み入れようとしていた。

「王たる者だけが社にたどり着ける」との言葉を胸に、劉輝は宝鏡山に入るが、道に迷ってしまう。まどろむ劉輝の夢に、王として下した決断の数々がめぐり、目覚めた劉輝は王の責任から逃げていたのでは、と涙する。

劉輝を捜すため九彩江にたどり着いた秀麗たちの前に、隼が現れる。縹家のおばちゃんの命で、秀麗を山頂の社まで連れに来たという。秀麗は訝しく思いながらも、劉輝は社にいるという隼の言葉を信じ、同行する。

縹家当主の姉･縹瑠花から秀麗を救うため、宝鏡山の御神体の鏡を割った邵可。しかし、鏡にはあやかしが封じ込まれていた。荒れ狂う山。ところが、無事舟が岸を離れようとした時、珠翠が舟を飛び降りてしまう。

藍州を離れる秀麗たち。楸瑛は劉輝に生涯の忠誠を誓い、劉輝はついに彩雲国王として真の自覚を持つ。2人は貴陽の船着場に出迎えた悠舜と静蘭に、それぞれの決意を伝えた。そして、劉輝と秀麗の関係にも変化が…。