蒼天の拳 REGENESIS【アニメ】の動画配信サービス比較と無料で全話視聴する方法

193X年。「命の最も軽い街」上海では裏社会の二大勢力「青幇」と「紅華会」が抗争中で、「青幇」の勝利によって終局を迎えようとしている。青幇を復活させた霞拳志郎と玉玲は、束の間の安息を喜んでいた。

エリカが持つ「希望の目録」をめぐり、フランス軍やドイツ軍をはじめさまざまな思惑が動きだした。夢を実現すべく「希望の目録」を手にしようとしていたギーズも、突然現れた謎の拳法家の前に命を落とす。

日本軍将校の射殺を発端に上海は緊迫し、世界大戦勃発の気配が色濃くなっていた。死期を悟った飛燕はエリカを玉玲に託し、「希望の目録」に秘められた真実を語りだす。彼にはエリカの身を案じる悲壮な覚悟があった。

丘の上の教会で牧師となり、エリカと生きていくことになった飛燕。上海租界では政府軍が行き来し、戦争の不穏な気配が漂っている。拳志郎は葉子英と共に、ギーズを手にかけた男を探しに上海の表通りに来ていた。

上海租界では中国政府軍によって爆弾が撃ち込まれ、ついに戦争が開始。潘の屋敷も爆撃の標的となった。一方、爆撃を免れた聖堂で、拳志郎はエリカから、昨晩から飛燕が戻っていないことを聞く。

ヤサカと飛燕の闘いの雌雄が決しようとしていた時、一台の戦車が2人に接近。戦車から顔を出したのは拳志郎だった。朋友・飛燕を助けるため、戦火の燃え広がる上海郊外をひたすら猛進してきたのだ。

拳志郎とヤサカの対決は、政府軍の砲撃に水を差された。寧波の地に向かったヤサカを追って拳志郎も海を渡り、2人は北斗の菩提寺「泰聖院」で再び対峙。ヤサカは、北斗神拳の伝承者たちが眠る鎮魂の塔を叩き割る。

ヤサカは、恨み続けてきた北斗の血が自身に流れていることを知って絶望する。ゆがめられていた怨念に翻弄されていたことへの怒りが、ヤサカを突き動かす。拳を交えるなか、拳志郎はヤサカの覚悟を感じる。

拳志郎と葉親子とヤサカは、ギーズの体に残った「焼け焦げたような痕」から、とどめを刺した何者かの存在に行き当たり、ひとつの答えを見い出す。教会近くの小高い丘では、エリカが飛燕の墓前で手を合わせていた。

教会の霊園で起こった政府軍による襲撃を避け、上海の錯綜する路地へ逃げ込んだ羅門とエリカ。羅門は兄・拳志郎と交わした約束を果たすため、次々と攻撃してくる敵から「小さな守護者」としてエリカを守る。

ドイツ軍が出した羅門の交換条件は、ヤサカの持つ勾玉と「希望の目録」の重要な手掛かりとなるエリカの身柄だった。羅門を救うべく拳志郎が廃墟と化した寺院へ赴くと、ドイツ軍に身をやつしたシャムラが待っていた。

北斗と天斗。遠く同じ流れを汲んだ2人の漢、拳志郎とシメオン・ナギットが、ついに対峙することになった。激しい攻防のなかで拳志郎は、以前どこかで嗅いだ「ある匂い」をシメオンから嗅ぎ取った。