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5年生になったどれみは、自分だけが違うクラスになってしまった。おまけにハナちゃんにも会えないため、寂しくなってしまう。だが女王様から突然呼び出され、再び魔女見習いにしてもらえたので大喜びする。

どれみのクラスにももこが転校してきた。玉木は彼女が男子に人気があるのが気に入らず、耳のピアスは校則違反だと言いだす。ももこは関先生に注意されても抵抗し、とうとう泣きだしてしまった。

どれみがピアスの説明をしてくれたおかげで、ももこにお許しが出た。そしてMAHO堂でお菓子作りに励むどれみたちだったが、ももこは初心者のはづきとおんぷをきつく注意したため、2人を不機嫌にさせてしまう。

2日後にスイートハウスの開店を控え、大忙しのどれみたち。妖精たちも全員お菓子作りを手伝い、失敗を重ねながらも特製クッキーが完成。そして迎えた開店当日、おんぷ目当てのお客が押し寄せ、店は大繁盛となる。

自分だけ別のクラスになったため、ほかのメンバーを加えた新SOSトリオを結成されて落ち込む杉山。そんな彼に、何と優等生の小倉がコンビを組みたいと言う。早速練習をするが、互いに遠慮してなかなか息が合わない。

お客さんの赤ちゃんを見て、ハナちゃんを思い出してしまったどれみ。魔女界の規則で育ての親が勝手に会うことはできず、寂しさは募るばかりだった。そんな時、パティシエの試験が行われるという通知が届いた。

ハナちゃんの姿が消えたとデラから聞いたどれみたちは、魔女界へ急行。必死にハナちゃんを探すのだが見つからない。実は、おんぷの映画を観たいオヤジーデが、人間界へハナちゃんを一緒に連れ出していたのだ。

別々のクラスになったものの、またも信子が新作「無国籍戦士あいこ」を発表した。驚いたことに今回は漫画で、主人公はあいこ。最近信子と仲良くなったみほが、信子のシナリオをもとに漫画に仕上げたのだった。

ももこは、はづきの部屋にある鳩笛が欲しくなり「譲ってほしい」と頼む。でもその鳩笛ははづきの宝物。仕方なく「貸してあげる」と言うがももこには通じず、鳩笛をもらったお礼を言われる姿を矢田に見られてしまう。

身体測定の前日。いつも元気ななおみが浮かない顔をしている。背が高くて発育のいい彼女は、それが悩みだったのだ。小竹たちに胸のことでからかわれたなおみを、どれみはフォローしようとするのだが…。

はづきたちのいる2組の担任は優しい西沢先生。だがどこか頼りないため、クラスをまとめられず学級崩壊寸前。ついに西沢先生はみんなの前で泣きだしてしまう。関先生はそんな彼女を慰めようと、MAHO堂に連れてきた。

元キャプテンの五十嵐先輩が、サッカー部の新コーチに就任。先輩の指導に期待していた小竹だが、内容は地味な基礎練習ばかり。しかも自分がレギュラーから外され、補欠のコージがレギュラーに抜擢されてしまう。

出張クレープ店用の買い出しにハナちゃんと一緒に横浜に来たどれみたちは、中華街のレストランの息子・向明と出会う。船のコックになって世界中を回ろうと志す彼は頭ごなしに父に否定され、家を飛び出していたのだ。

ももこから誕生会に誘われたどれみたち。だが、呼んだ覚えのない玉木まで現れてびっくり。どうやらどれみが落とした招待状を、自分宛のものと勘違いしたらしい。ももこはそんな玉木を歓迎するが、事態は一変する。

授業中、母親の絵を描く矢田に言いがかりをつけた長谷部。帰り道、はづきが矢田をなだめていると、偶然長谷部とすごく綺麗な彼のお母さんと出会う。長谷部が矢田に八つ当たりしてしまったのには理由があった。

第2回パティシエ試験の日が迫り、やる気満々のどれみたち。でもハナちゃんとの面接中に開始時間が過ぎてしまい、試験官のマジョサリバンが帰ってしまった。途方にくれるどれみたちの前に、あるおばあさんが現れる。

もうすぐ初めてのピアノ発表会。練習に励むぽっぷだが、同じ発表会に出る玉木えりかが難しい曲を軽々と弾きこなしてしまった。負けたくないぽっぷは猛練習するが、プレッシャーを感じて弾けなくなってしまう。

おんぷは学校、お店、仕事の3つをこなすが、なぜそんなに頑張れるのかももこは不思議だった。そんなに気になるなら付き合わないかとおんぷに誘われ、ももこは付き人兼アシスタントとして一緒にテレビ局へ行く。

財布を落として大パニックのどれみは交番へ駆け込む。対応してくれた親切なお巡りさんは、実は同じクラスの中島の父親だった。翌日、どれみはお礼を言ってほしいと中島に頼むが、彼はなぜか素っ気ない態度を取る。

学校へ急ぐどれみは、具合の悪そうな女の子を見かけた。同じクラスだと言われるが、彼女は5年生になってから一度も学校へ来ていないかよこだった。どれみはゆき先生とかよこの家を訪ねるが、追い返されてしまう。

問屋魔女のデラが最近来ないため、お菓子作りに必要な魔法のもとが尽きてしまう。どれみたちは魔法問屋に買いにいくが、魔法のもとは高価で手が出ない。主人のマジョドンとの値段交渉は断られ、必死に頼み込むが…。

MAHO堂へ急ぐぽっぷは、三輪車とぶつかってしまう。かりんと名乗るその少女は「今日から妹になる」と言いだし、遊びに付き合うぽっぷとマジョリカは疲れ果てる。一方、同じクラスの平野がMAHO堂に現れた。

暑い日が続くせいでお客が少なくなるなか、3回目のパティシエ試験の知らせが届いた。試験官のマジョプリマは、「オーブンを使い、季節に合った食欲のない人でも食べられる、あまり甘くないお菓子」との課題を出す。

秋の学芸会に向けて練習を始める音楽クラブだが、みんなの楽器がバラバラで演奏曲が決まらない。そんななか、たくろうの表情がさえない。父親からギターを教えてもらえないため、足手まといになるから辞めると言う。

キャンディ製造機を壊してしまい、マジョリカに怒られたどれみ。MAHO堂は臨時休業となり、名誉挽回しようとしてもかえってドジばかりする始末。そしてどれみは、みんなが自分によそよそしくなっていることに気づく。

あいこの父・幸治が、ついに別れた妻・あつことやり直す決心をし、あいこと一緒に大阪まであつこに会いにいくことになった。あいこは、「夢見ていた想いがかなう」とプレゼントのクッキーを楽しそうに焼くのだった。

ハナちゃんの面会日に魔女見習い3級試験が行われ、ぽっぷは早く試験に合格してハナちゃんに会いにいこうと決意。試験は3つの世界にある3つの扉を抜けるというもので、ぽっぷは何とか課題をクリアしたのだが…。

魔女界のしきたりにより、母親と離れて魔女幼稚園で暮らすハナちゃんたちは、寂しく思っていた。ハナちゃんが溺れたテキのために魔法でママを呼び寄せると、ほかの子供たちもママが恋しくて泣き出してしまう。

どれみの元同級生・山内信秋の家はお寺。そこでの肝試しが、どれみたちの毎年の恒例行事になっていた。今年は寺の隣にある教会の娘・佐藤なつみも参加した。彼女は自分と信秋が「ロミオとジュリエット」だと言う。

呪いの森が出現した時、先々代の女王がハナちゃんにかけたのは「野菜嫌い」の呪いだった。野菜は魔力の源だ。先々代の女王直属のシェフが書いたレシピ日記に呪いを解く鍵があると聞き、どれみたちは行動を起こす。

ハナちゃんがMAHO堂に帰ってきた。先々代の女王の力が及ばない人間界で育てるようにと、女王様が許可してくれたおかげだ。早速ハナちゃんの野菜嫌いを治そうと、どれみたちは「かぼちゃのプリン」を作る。

女王様からベッドやおもちゃが届けられ、ハナちゃんを育てる準備も万端。どれみたちは当番制でハナちゃんの面倒を見ることになった。だが、ももこだけは子育ては初めての経験なので、育児の勉強に励むが…。

どれみのクラスの岡島小太郎の家は、江戸時代から続く剣道道場だが、今の門下生は小太郎だけ。そんななか、隣町の服部道場から道場破りの試合を申し込まれ、試合は団体戦なので、どれみたちが協力することに。

今日は4度目のパティシエ試験の日。今回の試験官・マジョスローンは大魔女博物館の館長だ。マジョスローンから出された課題は「エルドラドのお菓子を作ること」だが、彼女からはその味も形も教えてもらえない。

ももこが児童会長選挙のクラス代表に玉木を推薦。どれみも応援演説を頼まれ、玉木が会長にふさわしいか迷うが、彼女がいじめられている下級生を助け、大切にしていたハンカチで拭いてあげる姿を見て応援を決める。

ハナちゃんの野菜嫌いを治そうと、新しいレシピに挑戦するどれみたち。だが、完成したホウレンソウのシフォンケーキをハナちゃんは食べてくれない。一方、美空小では5年生と1年生で合同の食事会が開かれる。

今日も妖精たちは、レシピ日記の中に入って伝言メモを作ったり、本を探したり、恋占いをしたりと大忙し。レシピ日記のおかげで話せるようになったけれど、一気に仕事が増えたと妖精たちは不満を募らせる。

かよこに手伝ってもらった星座の観察ノートはクラスでも好評。どれみは図書館に行き、かよこにペンダントをプレゼントする。かよこは喜ぶが、林野から「何で学校に来ないの」と言われ、泣きながら去ってしまう。

学芸会のシーズンがやってきた。ぽっぷたち1年1組の出し物は、ぽっぷと玉木えりかとのすったもんだの争いの末、えりかが推す「シンデレラ」に決まった。しかし、えりかがおたふく風邪にかかってしまう。

最近ハナちゃんは便秘気味で、どれみが心配していると、あいこがサツマイモを持って現れた。太る上におならが出るから、と敬遠するはづきとおんぷだが、イモの誘惑には勝てず、みんなで焼き芋パーティを開く。

5回目のパティシエ試験の通知が届き、マジョリカは大興奮。今回の試験官・マジョリードは、魔女ガエルのために尽くす魔女ガエル村の村長だったのだ。しかし、突然どれみたちは試験の中止を告げられてしまう。

どれみの同級生・万田ようことじゅんじは実は双子で、男と女なのに全く見分けがつかない。ある日、グライダーを買ったようこは、飛行機作りの上手なともやという男の子と出会い、同じ趣味の2人は意気投合するが…。

久しぶりにアメリカへ国際電話をかけた後、ももこは親友・ベスが心配になる。みんなで魔女界を経由してアメリカに到着したが、どれみたちが本場のクリスマスツリーに見とれたため、ももことはぐれてしまう。

手作りのパジャマをハナちゃんへのクリスマスプレゼントに決めたあいこは、父・幸治にミシンが欲しいとねだる。幸治は快諾するが、何と翌日、勤めるタクシー会社が倒産。不景気のため新しい職場も見つからない。

保健室には通うようになったものの、まだ教室に行くことができないかよこ。保健室に来たおんぷはそんなかよこに、「転校したばかりの頃は、心に囲いを作って友達を作ろうとしなかった」と自分の体験を話す。

大掃除の最中、どれみは魔法でこたつを出してひとりぬくぬく。それを見たあいこたちも、こたつの誘惑に負けて掃除をサボってしまう。そこへマジョリカが帰ってきて、「今年1年、何をやってきたんだ」と一喝する。

子守りのマジョリカとララはうたた寝し、どれみたちは新しい野菜のお菓子作りに励む。退屈になったハナちゃんは、お客さんの犬を追って店の外に出てしまう。初めてひとりで歩く外の世界にハナちゃんは興味津々だ。

ハナちゃんにかけられた野菜嫌いの呪いも解け、どれみたちは最後のパティシエ試験に臨む。課題は、「幻のレシピ」の再現。それは先々代の女王が、人間の男性からプロポーズと共に贈られたお菓子だった。

先々代の女王の名前をヒントに、見事幻のレシピのお菓子「愛しのトゥルビヨン」を完成させたどれみたち。人間に絶望した先々代の女王も、これを食べれば人を愛する心を取り戻してくれるに違いない。

どれみたちの友達を思う心が先々代の女王の魔法を打ち破り、ももこは意識を取り戻す。だが何かを感じたハナちゃんは、呪いの森のさらに奥へ進もうとする。おばあさんが泣いているというのだが…。