このはな綺譚【アニメ】の動画配信サービス比較と無料で全話視聴する方法

あの世とこの世の間にある宿場町に建つ此花亭。ここは神様に仕える狐っ娘たちが働く温泉宿。期待と緊張で胸を膨らませて此花亭へ奉公にやって来た柚。個性的な先輩たちに迎えられ、彼女の仲居修行が始まる。

巫女になる夢を持つものの、今の環境に悩み、不満が募る皐。そんな皐に、柚はお花見風呂をプレゼントする。そのお礼にと、皐は柚を町へ誘う。初めての町に興奮気味な柚。ところが、柚の一言で皐は不機嫌に。

性格も見た目も正反対の蓮と棗は、いつも些細なことでけんかが絶えない。今日も水仕事の際に、2人で女将に水を掛けて大目玉を食らったばかり。堪り兼ねた蓮は仲居頭の桐に相方を代えてもらうように直談判する。

ある日の早朝、いつも通りに目覚めた蓮。いつも通りの1日が始まるだったが、蓮のお腹にはなぜか卵が張り付いていた。柚たちが卵を剥がそうとするがびくともせず、とりあえず蓮を休ませておくことにするが…。

ある日、和尚から此花亭に持ち込まれた髪が伸びる呪いの日本人形。柚たちは、どうにか供養をしようと伸びる前髪をそろえたり、化粧をしたりと人形を散々な目に合わせ、ついには仲居の仕事までさせようとする。

八百比丘尼は雪の中で見つけた狐の娘を連れ帰り「柚」と名付けた。そして舞台は今。柚たちは夜更けに怪談話をしていた。お開きにしようと、ふと人数を数えてみると1人多い。その瞬間、ろうそくの火が消えて…。

夏祭りの太鼓の音が遠くに鳴り響く夜。柚に本当のお祭りを見せようと、桐は仲居たちを2組に分けて参加を許す。初めて目にする光景に感情が高ぶる柚。しかし、盆踊りを踊っている間に、皐、櫻とはぐれてしまい…。

ある日、海岸を歩いていた柚は、波打ち際に倒れている女の子・礼を見つけた。目を覚ました礼は船で遭難したと言うが、その後すぐに「遭難したのはうそで、本当は人魚で仲間とはぐれたんだ」と言いだし…。

草木が色付き始める頃、柚と櫻が亀を連れて帰って来た。海岸で猿の子供たちにいじめられていたところを助け出したという。すると、亀は助けてくれたお礼に「わだつみの神の宮殿」に招待すると言い出し…。

秋も深まった頃、此花亭では猫たちの祝宴の席が開かれていた。ネズミの親分と薬屋さんも出席して楽しげに宴が進む中、前夜の宴会疲れもあって仲居部屋で休憩していた皐は、柚が勧めてくれた茶菓子を口に放り込み…。

枯れ葉舞い散る此花亭に、櫻ちゃんのお得意様・戦の神様がやって来る。さらに、にぎやかな芸能の神様もやって来て、柚たちは忙しく立ち働く。一方、瓜之介と町に出たお菊は、捨てられていた人形と出会い…。

大晦日。蓮の手作り年越しそばに舌鼓を打ち、此花亭の柚たちは二年参りに向かう。思い返せば1年前はまだ比丘尼様と2人きりで…。柚は、そんな感謝を神様に伝える。やがて除夜の鐘が鳴り始めたその時柚は…。