侍ジャイアンツ【アニメ】の動画配信サービス比較と無料で全話視聴する方法

日本シリーズ8連覇が目前の巨人軍の川上監督は、理論を越えた野性味溢れる「侍」を求めていた。そんな時、まさに侍というべき男がいると聞いて川上は土佐へ向かい、あまりにも破天荒な男・番場蛮と出会う。

春の甲子園選抜の出場権を懸けた試合を前に、大洋ホエールズのスカウトマンが蛮に注目していた。打倒巨人に燃える蛮は、大洋に入団したいがためにスカウトマンを意識し過ぎ、ノーコンになる悪癖を露わにする。

ドラフト会議で巨人軍が1位で指名したのは蛮だった。しかし巨人に敵意を抱く蛮にきっぱりと断られ、何としてでも入団させたい巨人は辣腕のスカウトマンを送り込み、体を張った説得を試みるが…。

巨人への入団を決めた蛮は自ら希望した不吉な数字・4を背番号にもらい、相変わらずの傍若無人ぶりで「巨人軍を内側から食い破る」と大見得を切る。そんな彼に怒り狂った二軍選手たちは、「地獄のしごき」を見舞う。

巨人軍の合宿が始まるが、早朝練習をサボるなど相変わらずマイペースを貫く蛮。二軍選手たちとの相性は最悪で、見かねた川上監督は二軍の練習場に長嶋、王と共に現れ、バッティング調整と称して荒療治を行う。

合宿の最中に二軍の紅白戦が行われることになり、普段から蛮に煮え湯を飲まされ続けている二軍選手たちは、チャンスとばかりに蛮を痛めつける作戦を練る。それは紅白戦とは名ばかりの、1対17の野球地獄だった。

紅白試合で負傷した八幡に代わって登板した蛮だが、相変わらずの殺人的ノーコンでデッドボールを続出。ついにピッチャー交代を申告されるが、蛮はそれを拒み「もし勝利投手になれなかったら腹を切る」と宣言する。

二軍をやりこめた蛮が一軍も自らの手でぶっ壊すことを宣言したため、熱心な巨人ファンたちは激怒して蛮を襲撃する者まで現れた。そんな中、巨人とロッテの練習試合の話が持ち上がり、蛮は先発投手に指名される。

ロッテの二軍との試合で蛮はホームランを予告し、その通りにランニング・ホームランをやってのけるが、スライディングの際に昨日負傷した左目の傷口が開いてしまった。さらに身内の陰謀により傷は悪化してしまう。

ロッテとの練習試合で活躍した八幡は晴れて一軍選手になり、蛮は愛すべき先輩の晴れ姿を見ようと球場に駆け付けた。そして八幡はピンチにリリーフで登板するが、プレッシャーから自慢のコントロールが狂い始める。

超高校球の打者・眉月光の人を食ったような態度に蛮は怒りを露わにする。そんな中、ひょんなことから蛮は草野球の試合に助っ人として出場することになるが、相手チームの助っ人として現れたのはあの眉月だった。

眉月との対決に気を良くした蛮は川上監督に一軍昇格を要求するが、川上は蛮に監督代行をせよ、と驚きの提案をする。そして、試合に勝てば川上が巨人を去り、負ければ蛮が切腹という命懸けの大一番が始まった。

蛮監督は巧みな心理戦で試合を優位に進めるが、敵も同じく心理戦を仕掛けてきた。事態を収拾すべく蛮は自ら登板するが、好調なのは最初だけで徐々に相手チームの作戦に乗せられ、いつもの暴投を連発し始める。

アメリカ遠征のメンバーに選ばれた蛮と八幡は喜んでいたが、八幡が選抜されたのは蛮の練習相手というだけの理由だった。自らの野球人生を否定された八幡は自暴自棄になって町に飛び出し、蛮は町中を探し回るが…。

殺人的ノーコンを直すため山奥で特訓を始めた蛮と八幡の前に、突如大男が現れ蛮の投げたボールを斧で真っ二つにした。大砲万作と名乗る彼は、ある思惑から野球対決を申し込み、蛮は二つ返事でこれを承諾する。

眉月光のヤクルト入団が発表され、蛮は闘志を燃やすが、気負うほどコントロールが狂ってしまう。ノーコンをどうにか直せないかと苦心する八幡は、ロッテの金田監督からアイデアをもらい、あるマシンを作る。

巨人軍のキャンプ地・宮崎で練習を続ける蛮の前に、眉月と理香が連れ立って現れ、仲睦まじい2人を見た蛮は再びノーコン病を覗かせる。そんな中、眉月と理香が婚約するという噂を耳にした蛮は、ある行動に出た。

殴り込み騒動の罰として自宅謹慎を言い渡された蛮は気分転換に故郷・土佐に帰省したが、野球の勘どころか釣りの腕まで鈍ってしまっていた。荒れる蛮に、母は父が使っていたという血染めの手ぬぐいを差し出す。

アメリカ各地を転戦する蛮は昨年の大リーグの優勝チーム・アスレチックスと対戦する。そして凶悪なラフプレイで知られる狼酋長ことウルフ・チーフが次々と先輩選手たちを負傷させたため、蛮は怒りに燃えて登板する。

眉月や大砲が活躍する中、デビューも果たしていなかった蛮はようやくオープン戦の最終日のロッテ戦に登板することになった。蛮は8回まで完封ペースだったが、金田監督は蛮のピッチングを見てあることに気付く。

前回のロッテ戦を教訓に、蛮は変化球を身につけるべく八幡と練習に励むがなかなか上達しない。そんな中、高所から落下してきたスパナにヒントを得た蛮はひたすら高くジャンプする練習を始め、新魔球を完成させた。

ハイジャンプ魔球で眉月に勝利した蛮は調子に乗り、次のヤクルト戦では完全試合をすると言い放つ。一方、眉月は蛮の魔球を破るべく山寺にこもり、弓矢を打ち返す猛特訓を始める。そして、試合の日は訪れた。

蛮と眉月の対決を見てハイジャンプ魔球を攻略するヒントを得た大砲は、魔球をホームランにすると宣言。飛騨の山奥にこもり、次々と滑り落ちてくる巨大な丸太を斧で真っ二つに割く特訓を開始した。

大砲の打球で足を負傷した蛮は整骨院で全治1カ月と告げられる。魔球を破られたことに焦り、院長を罵倒したり病院を脱走したりと大暴れだ。ついには檻に閉じこめられてしまうが、そこで魔球を改良する鍵を見い出す。

蛮はけがから復帰した中日戦で、雪辱を果たすべく大砲に新魔球「エビ投げハイジャンプ」を見舞う。その凄まじい威力に屈して三振に打ち取られる大砲だったが、新魔球の弱点を見いだし再びバッターボックスに立つ。

蛮との対決で右手首を骨折した大砲は治療のため故郷の飛騨に帰った。その頃、路上で何者かに襲われた蛮は、襲撃犯の背後に大砲がいると聞いたために真相を確かめるべく大砲に会いに行くが、彼は頑なに口を閉ざす。

蛮に叩きのめされた阪神は、巨人を倒すため大リーグからウルフ・チーフを呼び寄せた。闘志を燃やす蛮は、ウルフのデビュー戦を見るために球場に駆け付け、そこで必殺の「スクリュー打法」を目の当たりにする。

巨人対阪神の試合は王の先制打によって巨人ペースで進んでいたが、ウルフの必殺スクリュー打法と殺人スライディングで戦局は一変する。そして、蛮はアメリカでの因縁に決着をつけるべくマウンドに上がった。

「エビ投げハイジャンプ」をウルフに破られた蛮は、オールスター戦の直前に姿を消してしまう。南伊豆にこもった蛮は八幡と共に特訓を始め、ついに新魔球を生み出すことに成功。帰京して王と長嶋に対決を申し込んだ。

蛮は完成した「大回転魔球」を引っさげて阪神戦に臨み、「エビ投げハイジャンプ」の屈辱を晴らすためにウルフに新魔球を投球。魔球の威力に一度は三振に打ち取られるウルフだが、秘策を思い付いて4打席目に臨む。

蛮は大回転魔球の疲労から試合に出られず、巨人はペナントレースで4位に低迷していた。負けると後がない中日との3連戦で、幸運にも豪雨でコールド勝ちした。後日、蛮は疲れ切った体を引きずってマウンドに向かう。

蛮の「大回転魔球」は無敵の強さを誇っていたが、腕のけがが完治した大砲は新魔球を破るための秘密の特訓を終えて試合に臨む。蛮との対決で大砲は、大回転魔球にバットを当てることには成功するのだが…。

八幡がヒットを打てないために巨人は敗退し、またもや4位に転落。自信を失くした八幡を鍛え直すため、蛮は2人で山にこもる。そして断崖絶壁に八幡を逆さ吊りにした異様なバッティング練習中にロープが切れ…。

蛮の活躍で巨人は首位を奪還した。ライバルの眉月は「大回転魔球」を打ち破るため、深夜に極秘練習を始め、一度は魔球を打つことは不可能と自暴自棄になるが、さらなる過酷な特訓の末に攻略の糸口を見い出す。

鉄の球を木のバットで打ち返すという特訓を経て「大回転魔球」に挑む眉月は試合の当日、極度の疲労のために倒れてしまう。しかし病院で目を覚ました彼はベッドを抜け出し、再び球場へ急行し、打席に立つのだった。

眉月に「大回転魔球」を打たれた蛮。偶然投げた皿の不思議な回転に気付き、ボールを変形させる方法を模索するために八幡と別れて伊豆大島へ向かう。その船の中で蛮は、空き缶やボールを握り潰す空手家と出会い…。

蛮は過酷な特訓の末に「分身魔球」を完成させたが、八幡は球がいくつにも見える魔球を捕球することができない。負ければ巨人の優勝が絶望となる阪神戦が迫る中、特訓の果てに八幡はついに捕球に成功する。

自力優勝の可能性が断たれた巨人に残された望みは、中日が阪神を破ることだった。そんな中、中日の大砲の弟が修学旅行先で転落事故に遭い重体となる。大砲は弟の容態を案ずるあまり、打撃に集中することができない。

セ・リーグの優勝は巨人と阪神の直接対決へと持ち込まれ、蛮の「大回転魔球」に敗れて姿を消していたウルフ・チーフも復帰した。ウルフは蛮の「分身魔球」を打ち破ると宣言し、ついに蛮との直接対決の時が訪れる。

セ・リーグ優勝を果たした巨人軍はパ・リーグを制覇した南海ホークスと日本シリーズで戦う。理香の婚約報道に動揺する蛮を野村監督お得意の「ささやき戦術」が襲い、分身魔球の敵である雨まで降り始めた。

南海・野村の策に負けた蛮は二度と失敗を繰り返すまいと雪辱を誓い、雨に強い分身魔球に取り組んだ。しかし秘策は見つからず、特訓の成果を出せないまま野村と対決すべくリリーフのマウンドに向かう。

蛮と八幡が大阪の街を散歩していると酒に酔った南海ファンが絡んできた。乱闘になろうとした時、割って入ったのが長島だった。帰京する電車の中で、長島流けんか野球を学んだ蛮は、内容の凄さに深く感動する。

日本シリーズ第3戦も制した巨人だが、王だけが不調に苦しんでいた。王は三冠王を手にして気を抜いているとの噂を聞いた蛮は、本人に真意を問いただす。王は答えをはぐらかすが、やがて蛮は王の不調の理由を知る。

V9を達成した巨人と大リーグ覇者・アスレチックスの日米ワールドシリーズが実現した。蛮は大リーグの二冠王であるジャックスに宣戦布告して闘志を燃やすが、ジャックスは所詮は日本レベルの選手と高を括っていた。

蛮の「分身魔球」に敗れたジャックスだが、打倒蛮のヒントは掴んでいた。空手の道場を訪れたジャックスは、回転しながら飛んでくるヌンチャクを打ち返す打法で勝利を確信し、蛮との対戦に臨む。

怪物・ジャックスに敗れた蛮を理香やライバルたちが叱咤激励する。再びジャックスと対戦する蛮は過去の魔球で挑むが通用せず、マウンドに倒れてしまう。しかし不屈の侍魂で立ち上がり、最後の1球を投げ…。