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帝愛グループ幹部・利根川幸雄は、グループの兵藤会長を楽しませる悪魔的余興「死のゲーム」を企画するよう命じられる。プロジェクト始動のために集められた黒服たちに、利根川は自己紹介するよう指示するが…。

再び、第3会議室。黒服たちの自己紹介で、利根川は早くもつまずく。黒服たちも利根川の怒りを買わないように沈黙を続ける。また何も決まらずに会議が終わってしまうと危惧した利根川は、黒服たちにげきを飛ばす。

前回の会議で黒服たちからの人望・信頼を失った利根川は、名誉挽回のため1泊2日の社員旅行を企画する。利根川が保養施設“億兆荘”で最高級神戸牛の食べ放題を開くと、黒服たちのテンションは上がるが…。

利根川チームは社員旅行を経て団結した。そして、三度、第3会議室。今度こそ企画案をまとめようと考える利根川は、画期的アイデアが舞い降りたと豪語する。その画期的ゲームとは“人間麻雀”だったが…。

ついに悪魔的企画“限定ジャンケン”が完成。兵藤会長へ企画書を提出するべく、利根川は意気込むが、会長の機嫌が見極められず、なかなか提出できない。しかも、会長がハワイ旅行へ行くとの情報が舞い込み…。

限定ジャンケン開催へ向けて、利根川チームは会場を決める会議を行う。各黒服たちがさまざまな会場を提案していくが、なかなか決まらない。そこで再び限定ジャンケン考案者の佐衛門三郎が、ある提案をする。

海老谷の暴走により、利根川は減俸処分を受けてしまう。とはいえ、企画自体は順調に進み、限定ジャンケン開催へ向けて会議は大詰めを迎えていた。そんななか、黒服の1人・川崎がインフルエンザにかかってしまう。

海老谷は利根川のもとへ謝罪に訪れる。しかし、誠意のない謝罪に利根川は激怒し、「謝罪の意を行動で示せ」と海老谷を突き放す。後日、海老谷は改めて謝罪の意を行動で示すため、利根川をある場所へ連れていく。

サラリーマンにとって束の間の安息、昼休憩。いつもならそばや定食で済ませる利根川だが、この日はまれにみる空腹。普段ならば入ることのない「ボリュームカツ丼・かつ澤」を訪れ、大盛りカツ丼を注文する。

悪魔的企画・限定ジャンケン。本番に向けての準備も最終段階に入っていた。利根川は帝愛新入社員の黒服たちを債務者に見立ててリハーサルを行う。しかし、入って間もない彼らは仕事に対しての固さが取れず…。

利根川は福岡へ出張することに。ただ出張といっても、ちょっとした会議に顔を出すだけで後は自由。役得とばかりに上機嫌な利根川は、道中も新幹線でチーかまをさかなにビールを飲むなど、旅行気分だったが…。

利根川は突然、兵藤会長から「影武者を探せ」と命じられる。最近、災難が続いた兵藤会長は、何者かに命を狙われていると被害妄想を膨らませていたのだ。利根川は困惑するが、会長の“そっくりさん”を探すことに。

ついに第1回限定ジャンケン開催。豪華客船・エスポワールに大勢の債務者・クズたちが集められた。債務者たちはルール説明をする利根川に向かってヤジをぶつけるが、利根川は動じず逆に債務者たちを説教する。

劣悪債務者を収容する帝愛の地下労働施設。一度入ると決められた年数が経過するまで外に出ることは不可能な施設だったが、チンチロで大金を稼ぎ“1日外出券”を利用しては外で悠々自適な1日を送る男がいた。

今日も1日外出に出る班長・大槻。今回の外出において、大槻の監視役となった黒服・宮本は、地下にいながら度々“1日外出券”を手に豪遊を繰り返す大槻に、何か外出規約に違反しているのではないかと疑問を抱く。

帝愛グループ最高幹部の利根川幸雄。兵藤会長に次ぐナンバー2の座に最も近いとされる男だったが、そのポストをおびやかすのが利根川の宿敵・黒崎義裕。黒崎は会長に言いにくいことをためらうことなく指摘し…。

季節は巡って秋、帝愛の黒服たちが浮つきだす人事異動の季節。正式な人事異動が決定すると、2週間のうちに本人に直接、人事部から“内示”が言い渡される。人事情報は、上層部の人間しか知り得ないはずなのだが…。

班長・大槻、再び解放。しかし、この日は大槻のほかにもう1人、外出者がいた。地下生活が長い大槻が1度も見たことのない顔だったため、大槻は特に興味も示さずいつもどおり悠々自適な1日を送ろうとするが…。

人事異動で、菊池、長田、萩尾が南波照間島支社へ。その穴を埋めるべく利根川チームに、津久井、八乙女、新人の西口冴子が配属。帝愛では珍しい女性黒服・冴子の女子力に利根川チームの黒服たちは浮かれるが…。

帝愛傘下の裏カジノへ向かう利根川。難攻不落のパチンコ台“沼”を擁するその裏カジノで15億の貯玉回収と、帝愛幹部・利根川の接待を兼ねた催しが行われる。だが、裏カジノの店長・一条は利根川にある宣言をする。

SNS全盛のこの時代、帝愛グループもSNSアカウントを開設する。チーム利根川の黒服・中田が“中の人”を担当していたが、全く活用できず、利根川が代わりに“中の人”担当となるが、利根川もSNS初心者で…。

アンチ帝愛アカウントとのSNS戦争が勃発。アンチのフォロワー数は、帝愛アカウントのフォロワー数を大きく超えて、日に日に影響力を増していた。しかも、まさかの帝愛内部の人間による犯行の可能性が大きく…。

大槻、沼川が解放。今回の外出の目的は“ボードゲームカフェ”巡りで、はしゃぐ沼川だったが、大槻はまさかの風邪をひくかも宣言。季節はもうすぐ冬にもかかわらず、ベンチに放置される1日外出の落とし穴が…。

限定じゃんけんに続く死のゲーム第2弾。スターサイドホテルにて、帝愛の抱える多重債務者たちを使った悪魔的余興“人間競馬”が開催されようとしていた。利根川いわく、その内容はあまりに悪魔的過ぎるもので…。