D.C.II S.S.～ダ・カーポII セカンドシーズン～【アニメ】の動画配信サービス比較と無料で全話視聴する方法

初音島の寒いある朝、義之はなかなか眠りから覚めずにまどろんでいた。そんな中、音姫と由夢がささやく声を耳にする。驚きつつ目を開けると、そばに2人がいた。聞けば、いつも3人で寝ているというのだが…。

クリスマスパーティーの準備に追われている義之は、人形劇で使用する大道具を制作中だ。一方、杏は劇のシナリオについて頭を悩ませていた。そんな彼女に対し義之は、「杏の好きなように書くのが一番」と助言する。

生徒会室で昼食を食べている義之と音姫。音姫は義之の家で人形劇の練習に付き合っていて、やる気満々だが、義之の方は気乗りしない様子だ。そこで、気分転換に音姫の部屋で練習することになった。

クリスマスパーティーの日、義之は人形劇のほかに予定がなく、そこで由夢と学校へ向かう途中「一緒に校内の出し物を見て回ろう」と誘う。由夢は喜んで誘いを了承。そして2人は腕を組みながら出し物を見学する。

クリスマスパーティーが終わり、スキー旅行に出発する義之たち。ゲレンデに到着した彼らは、初音島では見られない積雪を見て大喜び。早速滑ろうとする義之だったが、由夢の姿がないことに気付き…。

原因不明の火事や事故が頻発するようになった初音島。義之は音姫とともに原因を突き止めようと、図書館で調べることに。判明したのは、毎日のような事故が起きているかかわらず、死者が出ていないことだった。

義之、音姫、由夢、さくらの4人での忘年会。御馳走を堪能しながらの会話は弾んでいたが、甘酒で酔った音姫と由夢が義之に絡みだしてしまう。普段の真面目な姿から豹変し、大胆な一面を見せる2人に義之は困惑する。

原因不明の事故調査を続けていた音姫。そこで、現場で必ず金髪の少女を見かける、という話を耳にする。それを確かめようと、事故が起こった直後の場所に向かい、そこでさくらの姿を目撃するのだった。

決意の表情を見せ、姿を消したさくら。それを不思議に思う義之や由夢に対し、音姫は何も言えなかった。枯れない桜の異常を止めるために、さくらが自身を桜に取り込ませたという事実を、明かすことなどできない。

音姫のことを考えながら眠ってしまった義之。翌朝、家の前で音姫の別れを告げる声を聞いて、義之は慌てて飛び起きる。しかしもう音姫の姿はなかった。そして学校も欠席していた。義之は早退して、音姫を探すことに。

音姫は苦しみ抜いた末、桜を枯らした。桜の花びらが散ると同時に義之も消えるはずだったが、彼は翌朝になっても存在していた。しかし、いつまでも義之の存在があるとは思えない。初音島から全ての桜が消えれば…。

日に日に存在が薄くなっていく義之。人々の記憶どころか、彼そのものが人々の目に映らないようになってしまう。落胆する義之を由夢は懸命に励まし続け、思い出を作るべく、デートに誘うのだった。

枯れない桜が散り、季節は春に移っていた。本校と付属の最上級生となった音姫と由夢。音姫は起きない由夢を起こし、一緒に学校に向かう。通学路の桜並木は再び花をつけている。2人は静かに桜並木を歩いていた。