精霊の守り人【アニメ】の動画配信サービス比較と無料で全話視聴する方法

牛車から川に振り落とされた新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグムを助けた女用心棒・バルサは、そのお礼に宮へ招かれた。そこで彼女は、チャグムが正体不明のものに憑かれているので、父帝に命を狙われているのだと知る。

チャグム暗殺を阻止すべく天才星読博士のシュガは最高の賢者「聖導師」を訪ねる。一方、チャグムを連れて宮を脱出したバルサは、頼まれ屋・トーヤとサヤの家に身を隠す。そんな2人を狩人たちが狙っていた。

狩人たちが立ちはだかる中、バルサはチャグムの安全を優先し、彼を森の奥へ逃がして1人で戦う。しかし暗殺術に長けた彼らの攻撃に苦戦を強いられ、さらに修理できなかった槍先が戦闘中に外れてしまった。

バルサがタンダに救われて山小屋に向かっていた頃、トロガイはナユグの住人と接触し、ことの始まりが「卵」だと知る。一方、宮では狩人のチャグム拉致失敗の報がもたらされ、帝と聖導師は次の策を練り始めた。

トロガイは山小屋にいる一同にチャグムに宿る物が「精霊の卵」だと教える。これは100年に一度現れる水の精霊の卵で、チャグムはナユグの精霊から「精霊の守り人」として選ばれた者だったと明らかになる。

都では、討伐隊が青い手に解放された人々に手こずっていた。一方、モンたちはバルサの行動の裏の裏を読み、彼女が北の故郷・カンバルを目指して青霧山脈を越えるはずだとにらみ、モンとゼンが赴いた。

チャグムと共に扇ノ下に新居を構えることにしたバルサ。チャグムは街では何をするにもお金が必要だと知って驚く。彼は自分が暮らす分のお金までバルサやタンダに頼るのは迷惑なのではと考え始めていた。

槍を直してもらおうとバルサはチャグムを連れてなじみの鍛冶屋に行く。死んだはずのバルサが現れて驚く鍛冶に、新しい槍を売ってほしいと頼むが、彼は帝に弓を引いたという噂が本当なら、協力できないと言う。

チャグムを救えなかったという無力感と自責の念に駆られていたシュガ。そんな中、皇太子の教育係・ガカイが、チャグムの遺品を捜すためシュガの私室に無断で入った。そこで、シュガはガカイと言い争いになる。

チャグムは素直な性格から扇ノ下での生活に慣れていくが、彼の息が詰まってしまうのではとバルサは心配する。そんな中、トーヤが街に戻ってくることを知ったバルサは、チャグムを街の生活によりなじませようとする。

お見合いをすることになったサヤはそのめでたいはずの席上、花酒を飲んで急に倒れてしまい、「魂抜け」の状態になる。実はサヤはお見合いが嫌でこうなってしまったらしく、タンダは彼女の魂を戻そうと試みる。

トルガル帝が新ヨゴ皇国を建てたことを記念する夏至祭が近づく。チャグムは祭りの日に行われる格闘技・ルチャの大会へ向けた稽古のため会場を訪れる。そこへ、隣国のロタ人であるヤーサムが姿を見せた。

過去に因縁のある武人・カルボに見つかったバルサは、自分と会ったことは忘れてほしいと頼む。だが彼は、過去にバルサから受けた屈辱を晴らすために生きてきたと明かし、チャグムのことで彼女に揺さぶりを掛ける。

シュガは大聖導師・ナナイが残した碑文を読み解くうち、「建国正史」が捏造された物語だったことを見抜く。彼は、水の精霊こそが水の恵みをもたらすという事実にもっと早く気付けばチャグムを守れたと後悔する。

トロガイは、バルサとタンダに 「卵食い」ラルンガの存在を話す。そしてチャグムにとっての最大の敵が何者なのかの手掛かりを探すため、バルサたちはヤクーの伝承が残るトウミ村に行くことにした。

チャグムの生存を確認するため、青霧山脈にやってきたシュガ。そこにモンたち狩人が現れ、シュガを残してバルサとチャグムが落ちた谷底へ降りていくが、そこにあったのは馬の死骸と2人の衣装だけだった。

隠れ家から宮へ帰ろうとしていたシュガはチャグムを見掛け、水の精霊の誤解が解けたことを説明して宮へ戻るように説得。しかし、チャグムはどうしていいか分からず混乱し、そこに現れたバルサが立ちはだかる。

トーヤのおかげで難を逃れたバルサは、チャグム、タンダ、トロガイと合流してトウミ村を目指す。しかし、チャグムはシュガから聞かされたサグムのことが気になり、バルサたちと行動を共にすることを躊躇する。

チャグムはトウミ村の少女・ニムカから「卵食い」ラルンガのことを聞いてしまう。自分が精霊の守り人であり、ラルンガの餌食になってしまう運命にあることへの恐怖から、彼は宮に戻る決心をする。

トロガイはトウミ村に来たシュガと狩人たちに、ニュンガ・ロ・チャガとしての宿命を負ったチャグムのことと 「卵食い」ラルンガのことを説明した。それを聞いたシュガは皇子であるチャグムを守ることに疑問を抱く。

いまだに精霊の守り人としての運命を受け入れられないチャグムに、バルサは自分にとってかけがえのない存在であるジグロのことを話す。それは、バルサの父が幼い彼女を親友のジグロに託した壮絶な悲劇だった。

ジグロと親友「王の槍」たちとの戦い、ジグロと自分の逃避行など、バルサが全て話し終えた時、チャグムはバルサとジグロに自分とバルサを重ね合わせていた。そして彼は自らの運命に立ち向かう決意をする。

ラルンガの弱点を見つけたシュガは、狩人と共にヨゴの軍勢を率いて出立した。一方、バルサたちはチャグムの導くままに宴の地である青池へ向かい、そこでシュガたちと合流するが、その直後チャグムはある行動にでる。

卵に導かれるままに青池を離れて森へと去っていったチャグム。それを追うバルサとタンダは森で彼を見失ってしまう。一方、青池でチャグムとラルンガを待っているシュガの元に、ガカイからの伝令が届いた。

タンダのおかげでナユグの者と接触できるようになったバルサたち。そんな彼らの前に、チャグムを食らおうとするラルンガたちが次々と現れた。狩人はラルンガを撃退しながら、バルサをチャグムの元へ向かわせる。

運命の戦いが終わり、チャグムたちは光扇京に戻った。帝や二ノ妃の待つ宮中に迎えられたチャグムは、悪しき魔物から国を救った英雄として生きることを命じられ、バルサのことは忘れるようにと告げられるのだが…。